映画ビジネス研究所

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案件が炎上したときにやるべき5つのこと

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はじめに

こんにちわ、胆石クラッシャー(@ev20405)です。

私は普段、ソシャゲ用イラスト制作を行うベンチャー企業でディレクターを務めております。いわゆる受託の制作会社です。

制作会社で避けては通れないのが「案件の炎上」ですよね。炎上した案件を消化するために人を追加してさらに混乱して…つらいですよね

そこで、今回は案件が炎上した際にやるべきことを整理しました。

ソーシャルゲームイラストの例で書いていきますが、業界問わない汎用的な問題解決手法として使えると思います。

目次

①問題の特定
②考え方を考える
③アプローチ方法の策定
④実行
⑤効果測定と振り返り

①問題の特定

炎上するには必ず理由があります。まずはそこを見極めます。

ここを間違えると、誤ったアプローチに時間を使ってしまい、なんか交渉とかしたけど全然改善されない…となってしまうので、ここは慎重にやりましょう。

具体的な方法としては、ロジックツリーと呼ばれる考え方が役に立ちます。簡単に説明すると、「問題をツリー状に分解し、論理的に原因や解決法を探すこと」です。

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【参考リンク】
http://www.i-i-b.jp/blog/2903/logictree/

 

今回の場合、まず炎上の理由をいくつか考えます。今回は「クライアントのFB(フィードバック)が遅い」「ラフ(ざっくりしたデザイン)修正が大変」の2つが原因だとします。ロジックツリーで書くと以下のようになります。

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これだとどう対応すればいいか分からないので、もう少し問題を分解します。

「FBが遅い」は「最初の条件でFB期間を提示していなかった」と「先方の担当者が忙しく、FB漏れが頻発している」としましょう。「ラフ修正は大変」は「ラフ初稿でポーズ変更のFBが入ることが多い」だとします。

ロジックツリーで書くと以下のようになります。

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ここまでくると、具体的な理由が見えてきました。そこで次のステップにいきます。

ちなみに、ロジックツリーに関して知りたい方はこちらの書籍が参考になります。

【ロジックツリーの参考書籍はこちら】

コンサル一年目が学ぶこと

コンサル一年目が学ぶこと

 

 

[新装版] 企業参謀 戦略的思考とは何か

[新装版] 企業参謀 戦略的思考とは何か

 

 

いきなり本一冊読むのはちょっと・・・という方は週間ダイヤモンドのやつをおすすめします。雑誌なので安いですし、他のフレームワーク(モノの考え方テンプレートみたいなやつ)ものっているので、ざっくり概念知りたい方にとっては費用対効果はめっちゃ高いです。

 

②考え方を考える

問題が「FB期間を提示していなかった」「担当者が忙しく、FB漏れが多発」「ポーズ変更のFBが入る」の3つに絞られました。

これらの問題について、どう考えれば問題解決方法にたどり着けるかを考えます。これが「考え方を考える」です。

クライアントに交渉したり相談するためには、ある程度確からしい事実が必要です。FBが遅れているのは、どれくらい遅れているのか等…

なので、それを調べたりする必要があるのですが、これを適当に始めてしまうと、無駄な調査ばかりして、意味がなかったということがおきてしまいます。なので、まずは「どう考えればこの問題に対して適切なアプローチを策定できるか」を考えます。

今回だと、

・FB期間を提示していなかった

実際どれくらいの期間で返ってきているか集計、その後、弊社と先方で制作とFBがどれくらいの期間ならokか算出する

・担当者が忙しく、FB漏れが多発

どれくらい漏れているのかを集計、先方の環境を変える場合の方法、弊社内でできる方法、ルールを決める等で検討

・ポーズ変更のFBが入る

「先方に明確なイメージがあり、それに合わせるFBか」「なんとなく違う」等曖昧なFBか確認、絞った上で方法を検討

といった感じになります。

③アプローチ方法の策定

先ほど決めた考え方をもとに、検討・調査を進めます。

で情報が集まったら、問題に対してアプローチ方法は複数あると思うので、どの方法が一番効果的かを検討します。

この際、ロジックツリーに加筆してみるとわかりやすいです。3つの問題に対し、5つの解決アイディアがでてきました。この中で、状況にあう手法を選びましょう。

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④実行

実行しましょう

⑤効果測定と振り返り

さて、実行ができたら、定期的に本当にそのアプローチが効果があったのかモニタリングしましょう。実はあんまり変わってなかったとかはよくある話です。

あとは、このタイミングでそもそも「FB期間を提示していなかった」「担当者が忙しく、FB漏れが多発」「ポーズ変更のFBが入る」の3つの問題が起こった真の原因を特定しておきましょう(もちろん最初の段階でもOKです)。いわゆるイシューと呼ばれるやつです。

イシューという概念に関して深く学びたい方は、「イシューからはじめよ」がオススメです。控えめに言って神本です。

【イシューの参考書籍はこちら】

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

そもそもこの3つの問題が起こったのは、前提条件やお互いの作業イメージがついていなかったことが原因です。

FB期間を握っていない、担当者は自分のチェックのキャパを読めていない→それくらい点数がくるかイメージできていない、ポーズについてこだわりがあるか等ヒアリングできていない等・・・

ここまで掘り下げると、今度はこの経験を生かして予防できるようになります!最高!事実に対して、つねに「だから?or つまり?」と問うイメージです。

 

最後に

結構ざっくりですが、考え方についてまとめました。案件はケースバイケースなので、自分なりにアレンジしていってください。

紹介した本はすべて読んで損はないものばかりなので、全部購入することをオススメします。(「イシューからはじめよ」だけちょっと難しいです)

とはいえ、案件は消火より防火だと思っています。炎上の原因は70%くらい事前準備にあるとさえ思っています。

なので、消火ができるようになったら、次は防火を頑張りましょう!

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