映画ビジネス研究所

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「スター・ウォーズ:バトル ポッド」にチュートリアルが存在しない件と改善提案

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はじめに

こんにちは、胆石クラッシャー(@ev20405)です。

スターウォーズの世界を体験できるシューティングゲーム「スター・ウォーズ:バトル ポッド」。全身が映像に包まれるドームスクリーンにより、映画に登場する乗物(X-ウイング等)のパイロットになって、『スター・ウォーズ』の世界に入り込んだような臨場感や浮遊感を全身で体験することができるゲームとして、話題になりました。

今日、初めてこのゲームをプレイしてきたのですが、非常にクオリティが高く面白いと思う反面、残念な点が目について悔しくなってしまいました。。。

そこで、今回はダメだった点とその改善案を書いていこうと思います。

 

 

全面スクリーン!風が吹き出す!椅子が揺れる!圧倒的臨場感の没入型ゲーム!

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※ドームスクリーンのため、VR的な没入感が楽しめます

「スター・ウォーズ:バトル ポッド」は、全国のゲームセンターに設置されているアトラクションタイプのシューティングゲームです。イメージとしてはディズニーランドにあるスターウォーズのアトラクションにシューティングゲームを合体させたようなイメージでしょうか。

「機動戦士ガンダム戦場の絆」に似た、小さい部屋に入って楽しむタイプのゲームで、ドームスクリーンと5.1chサラウンドが採用されているため、全身が映像と音に包まれるため、凄まじい没入感を感じることができます。

加えて、レバーやシートが振動したり、風が出たりと臨場感を高める工夫もあるため、かなりクオリティの高いゲームとなっています。

また、このゲームはドアを開けて中に入るのですが、ドアが半透明になっているため、スクリーンやプレイしている人の様子が観察することができるので、通りすがる時に思わず「おっ」と気になってしまう作りになっています。

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チュートリアルが存在しない問題

しかしながら、このゲームにはチュートリアルや説明がほぼ存在しません。

アーケードゲームは、基本的には丁寧めなチュートリアル、もしくはプレイ中の説明がつくことが多いです。

なぜなら、家庭用ゲームやソーシャルゲームと異なり、アーケードゲームは1プレイ毎にお金を払うため、初回プレイのユーザーでもある程度楽しめる必要があります。そのためには、ゲームのルールを理解してもらうことが必要不可欠なため、チュートリアルや説明を入れているのです。

 

しかし、「スター・ウォーズ:バトル ポッド」の場合、チュートリアルは一切なく、コインを入れてステージを選択すると、いきなりバトルが始まります。

一応、プレイ中に説明は入りますが、加速・減速レバーの使い方についてさっと触れられる程度で、カーソルの意味や2種類ある武器については触れられません。

また、山や岩等の障害物を勝手に避けてくれるゲームなのですが、その説明もないため、最初はよくわからないまま操作することになります。

そのため、私はこのゲームの楽しさを知る前によくわからないまま、ゲームオーバーになってしまいました。 

なぜチュートリアルや説明が無いとダメなのか?

いや、そもそもチュートリアルとか必要ないだろ?甘えんな的な議論もあるかと思います。今回なぜここまで言及しているかというと、このゲームのプレイ金額が300円(コンテニュー200円)という設定だからです。

そもそもこの手のアーケードゲームは、簡単なモノや古いモノは100円、最新のモノは200円、「スター・ウォーズ:バトル ポッド」のような大掛かりなモノは300〜400円あたりが相場です。

「スター・ウォーズ:バトル ポッド」のような大掛かりなモノは絶対的に数が少ないため、そもそも1プレイ300円という値段だけ見ると、割高に感じるユーザーが多いと考えます。

 

「スター・ウォーズ:バトル ポッド」のターゲットは超ざっくり2パターンいると考えられます。

①スターウォーズ好き
②ゲームセンター好き

①の場合、そもそもゲーム性を楽しむというよりは、スターウォーズのゲームをプレイすること自体に価値を感じているため、チュートリアルがクソだろうがなんだろうがあまり気にしません。

一方②の場合、話題性と個性的なビジュアルで1回やってみるか的なノリでプレイすることが多いはずです。しかしその際、チュートリアルや説明がないことが原因で、そもそも上手くプレイできないとしたらどうなるでしょう?

1プレイ300円、コンテニュー200円という割高な料金を再度払うでしょうか?おそらく払う人はそう多くないでしょう。

つまり、チュートリアルがクソだと、ゲームセンター好きのユーザーにゲームの面白さが上手く伝わる前にゲームオーバーになる可能性が高く、それによって新規ユーザーの離脱を促進してしまうと考えられます。

ゲームは、新規ユーザーにいかに継続して遊んでもらえるかが大きなポイントになります。しかし、「スター・ウォーズ:バトル ポッド」の場合、チュートリアルが存在せず、説明もほぼないため、新規ユーザーの継続率が低くなってしまっていると考えています。

どうすれば新規ユーザーの離脱率を下げられるか

では、どうすれば新規ユーザーの離脱率を下げられるでしょうか。今から対応できる方法となると以下の2つが考えられます。

①ゲームの情報量を増やす
②紙媒体の説明書を備え付ける

①ゲームの情報量を増やす

具体的には、スターウォーズのキャラのドラマパートをつける、プレイ中に味方キャラの通信が入る等ですかね。つまり、ゲームから得られる絶対的な情報量を増やすことで、観るコンテンツとしての魅力をあげる方法です。

こうすることで、もう1回プレイしたい、というよりもう1回観たい、という欲求を喚起します。ディズニーランドで隠れミッキーを探す楽しさのようなイメージです。

②紙媒体の説明書を備え付ける

これは格ゲーとかでよくある手ですね。印刷した紙媒体の説明書を、筐体の中においておいて、プレイする前に読んでもらいます。アナログな方法ですが、一番簡単で効果がある方法だと思います。

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※アーケード版「ディシディアファイナルファンタジー」には、上記のようなコマンド表が印刷されて筐体に置いてあることが多い

また、ゲームデザインレベルでの改善案としては、シンプルにチュートリアルをつけるか、チュートリアル用のプレイモードを別途設けることです。チュートリアル用のプレイモードとは、通常プレイよりもプレイ時間が短めになる分、金額を200円に値下げするイメージです。初めての人はチュートリアル用のプレイモードで1回遊んで操作を覚えた上で、通常モードでプレイします。

まとめ

「スター・ウォーズ:バトル ポッド」は非常に面白いゲームだったのですが、ゲームデザインがちょっとなあ・・・と感じ、思わず書いてしまいました。

でも、なんやかんや面白かったので、今度は攻略記事で予習してから遊んでみようと思います。 

 

 

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