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映画ビジネス研究所

映画についてビジネスの観点から考察するブログ

【レビュー】体内に拳銃を隠した全裸の美女暗殺者!?「女体銃 ガン・ウーマン」

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はじめに

こんにちは、胆石クラッシャー(@ev20405)です。

日本におけるカルト映画の第一人者(と僕が勝手に思っている)光武蔵人監督、「片腕マシンガール」などのバイオレンス・アクション映画で活躍している亜紗美主演によるアクション映画「女体銃 ガン・ウーマン」を鑑賞しましたので、感想を書いていきます。

映画概要

あらすじ

大財閥の息子・浜崎に妻を殺された男“マスターマインド”は、復讐だけを誓い生きていた。やがて、彼はひとりの女の命を金で買い、暗殺者へと育て上げるのだった。壮絶な特訓の果てに射撃と格闘術を叩きこまれた女――マユミは、おぞましい快楽を貪る浜崎を討つべく、難攻不落の陸の孤島“The Room”に潜入する。体内に埋めこまれた銃だけを武器に…。

予告編

 

 

設定が秀逸なエログロアクション映画

光武蔵人監督は、高校で単身渡米し、映画のラインディレクター等を務め、監督二作目の「サムライアベンジャー/復讐剣 盲狼」で、ファンタスティック・プラネット映画祭で最優秀長編映画賞を受賞した、映画マニア界隈では名の知れた人物。

ただ、「サムライアベンジャー/復讐剣 盲狼」を観たときは、初めて井口昇監督の作品を観たときのような、うん…まあこういうのもあるよね…みたいな生暖かい気持ちになりました。

その光武監督のアクション映画ということで、まあ過度な期待をせずに、でも「カラテキル」が公開されるし多少はね…というテンションで観たのですが、意外と面白かったです。

 

一番良かったポイントは設定が秀逸だったことです。

日本でアクション映画を作る場合、一番ネックになるのは何でしょう。それは予算です。アメリカでアクション映画を作るのと、日本でアクション映画を作るのとでは、予算は下手したら100倍くらい違ってきます。

また、日本の場合、法律が厳しく、激しいアクションの撮影が難しいのですが、今回の「女体銃 ガン・ウーマン」は全編アメリカロケということで、その部分はクリアーできていたのかなと思います。

 

話を戻すと、ハリウッド映画と同じ土俵でアクション映画を作っても絶対勝てないのです。カーチェイスやビルの爆破、激しい銃撃戦には全てお金がかかります。

バッドボーイズ2バッドみたいな家をブチ破りながら車で爆走するシーンなんて、絶対に日本で撮影することはできないのです。

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※数百あるバラック小屋を車でブチ抜くシーン

では、日本はアメリカにアクション映画で勝てないのか。それはNOです。予算を注ぎこめるような自由なシチュエーションでは難しいかもしれません。しかし、予算をつぎ込んでも変化が出しにくい閉鎖的なシチュエーションだったら勝てる見込みはあります。それは体現したのが「女体銃 ガン・ウーマン」でした。

 

「女体銃 ガン・ウーマン」が秀逸だった点は、アクションシーンの環境を「武器が持ち込めない」「限られた人間しか近づけない閉鎖的な施設」「22分で出血多量により主人公が死ぬ」という設定にしたことです。

制限をあえて設けることによって、自由度は減りますが、その分工夫で場面を盛り上げることが可能になります。特に、「自分の身体を切り開いて銃を取り出すため、出血多量で22分で死ぬ」という設定は、アクションの緊張感を高める素晴らしいアイディアだったと思います。銃の弾数も敢えてオープンにすることで、弾がなくなるのではないか?というハラハラ感が上手く演出されていたと思います。

このように、「女体銃 ガン・ウーマン」は、決して派手なアクション映画ではありませんが、優れたアイディアとシチュエーションで生み出された秀作であったと思います。

また、注目すべきは主演の亜紗美が、血まみれかつ全裸で戦うこと笑。女性が血まみれ&裸で戦うのは、アクション映画史上初めてではないでしょうか。

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※アクションシーンは常にこの状態で戦います笑

 

まとめ

・カルト映画界の鬼才、光武蔵人監督による秀逸なエログロアクション映画
・予算が少ない中、工夫とアイディアで作品を盛り上げた秀作
・主演の亜紗美は血まみれかつ全裸で戦います