映画ビジネス研究所

映画についてビジネスの観点から考察するブログ

今週気になった映画・エンタメ業界ニュースまとめ #2

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こんにちは、胆石クラッシャー(@ev20405)です。

今週気になった映画・エンタメ業界にニュースをまとめていきます。

 

「モンスターズ・インク」「トイ・ストーリー」のPixar、無料オンライン講座にて物語制作の講座を開設

質の高い教育を無料で公開する教育ウェブサイトのカーンアカデミー。そこで公開されているピクサーのアニメーションの作り方が学べる「Pixar in a Box」にて、映画の根幹ともいうべきストーリーテリングの講座がスタートしました。

 

講師には「インサイド・ヘッド」や「カールじいさんの空飛ぶ家」、「モンスターズ・インク」の監督であるピート・ドクター、「メリダとおそろしの森」の脚本・監督、マーク・アンドリューズなど。

映画作りのキーとなるストーリーテリングすらも、学生のために公開してしまうピクサーは非常にアメリカらしい企業だと感じました。

 

戦前に制作された日本の初期アニメーション映画を無料で公開する「日本アニメーション映画クラシックス」がオープン

国産アニメーション生誕100周年を記念し、日本アニメーション映画の誕生~草創期に光をあてる「日本アニメーション映画クラシックス」というサイトがオープンしました。

現存する最も初期のアニメーション映画『なまくら刀』(1917年公開)をはじめ、 戦前に製作・上映された64作品が公開されています。

 

東京国立近代美術館フィルムセンターが保管しているフィルムをデジタル化したもので、すべて無料で観ることができます。2017年末までを目途に試験的に運用する、とのことなので、クローズする前にチェックしましょう。

 

 AbemaTVがサッカーチャンネル開設。「バルセロナ」「マンチェスター・ユナイテッド」といった有名サッカークラブ9チームの全試合をすべて無料で放送へ

インターネットテレビ局「AbemaTV」が、2017年3月1日(水)より、新たに「サッカーチャンネル」を開設します。

すでに、サッカー、野球、ゴルフ、格闘技など様々なスポーツを放送しているAbemaTVですが、「バルセロナ」「マンチェスター・シティ」「マンチェスター・ユナイテッド」「バイエルン」「ドルトムント」「ラツィオ」「ローマ」「ユヴェントス」「SVホルン」という世界トップクラスの有名サッカークラブ9チームの全試合をすべて無料で放送することが決定している。

最新の試合映像を1日平均1、2試合を放送。加えて、厳選した過去試合を含め、24時間365日無料でサッカーの映像を楽しめる編成となっているという。

 

サッカーに力を入れているスカパーと真っ向から勝負してくる形になったAbemaTV。生中継あり、すべて無料、そして厳選した過去試合を放送されるAbemaTVに対して、スカパーはどう勝負してくるのか楽しみです。

 

 配信プラットフォームのオリジナルコンテンツ戦略についての記事

ITジャーナリストで「ネットフリックスの時代」の著者の西田宗千佳氏をモデレーターに、プラットフォーム側としてdTV担当の村本理恵子氏、huluのコンテンツをディレクションするHJホールディングス・長澤一史氏、制作者側としてポリゴン・ピクチュアズの代表取締役・塩田周三氏、共同テレビジョンの関卓也氏を迎えたINTER BEE CONNECTEDの企画セッションの記事。

いくつか印象的だった内容を引用しておきます。

huluのオリジナルコンテンツには「1.日本テレビ及びネット局との連動を前提としたもの 2.新作劇場映画とのコラボレーションによるもの 3.既存メディアでは制作しえなかったような作品」の3つの方向がある

 やはり明らかに配信市場でのオリジナルコンテンツが重要度を増しており、世界市場にも引っぱられる形でライセンス料が上がっていることだ。

 「自分が何を見ればいいだろう、というユーザー向けに、ここにどんなコンテンツがあるかをだらだら流すような番組が必要なのではないか」と言っていた。筆者もひとりのユーザーとして非常に理解できる発言だった。

 コンテンツをユーザーに紹介する番組は確かに必要だと思います。すでにプラットフォームにはコンテンツが溢れていて、ネットフリックスなんかは、独自のアルゴリズムによって個人に合わせてオススメコンテンツをレコメンドしてくれますが、まだまだ他のプラットフォームでは、ユーザーにコンテンツを紹介しきれていない印象。

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TSUTAYAが行なっている、ジャケットを見ないでDVDをレンタルする「NOT ジャケ借」は、観るモノが決まってない人にはピッタリだと評判ですが、定額で見放題のVODにこそ、観るモノが決まってない人に作品を紹介する仕組みが必要なのではないかと思います。

 

映画マーケティング専門会社GEM Partnersの社長が語る2016年の興行データ

映画マーケティングを専門に行うGEM Partnersの社長、梅津さんが2016年度の映画興行について語った記事。

2016年度の映画興行データによると、全体の興行収入は約2,355億円で、好調だと言われた2015年の108.5%という結果に。その結果について、マーケティングの観点から背景を語ってくれています。

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