映画ビジネス研究所

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今週気になった映画・エンタメ業界ニュースまとめ #1

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こんにちは、胆石クラッシャー(@ev20405)です。

自分のメモがてら、最近気になった映画関係のニュースをまとめていきます。

 

フェイスブック、MTV幹部を引き抜き オリジナル番組制作へ

フェイスブックがオリジナルコンテンツ制作に乗り出すことを報じた記事。

 

ネット企業がコンテンツ業界に参入してくることはすでにいくつもの前例があり、Amazon、Netflix、日本であれば「Abema TV」のサイバーエージェント、ソフトバンクも「ダークナイト」「パシフィック・リム」を製作した米映画会社レジェンダリーピクチャーズに2.5億ドル出資しています。

TV用の動画アプリも発表されており、かなり本気で力を入れていく様子。

フェイスブックにはすでに囲い込んでいる凄まじい量のユーザーと十分な資金があるので、あとはコンテンツをつくるだけ。非常に楽しみです。

 

定額制動画配信市場では上位3社が48.3%のシェアを占める

定額制動画配信(VOD)についてのニュース。

2016年の市場規模は1,636億円となるVODサービス。サービス別のシェアは、「dTV」のシェアが最も大きく、シェア2位は「Hulu」、3位は「U-NEXT」という結果となり、上位3社が定額制動画配信全体に占めるシェアは48.3%になると推計されるという。

また、2016年から2021年にかけて年平均7.7%で成長し、2021年には2,369億円まで拡大し、動画配信とDVD・ブルーレイ(セル・レンタルを含む)の合計市場規模に対する動画配信市場のシェアは2021年の時点で、42.9%になると予測されるとのこと。

 

dTVは携帯キャリアであるdocomoのサービスで、携帯購入時にオプションとして組み込まれるため、シェア1位は納得の数字。契約後、そのまま放置されているケースが多そうなので、アクティブユーザー数を知りたいところ。

Huluも日本テレビの傘下となり、テレビでもかなりPRが行なわれている。最近では、劇場公開中の映画「ひるね姫」のオリジナルコンテンツ製作のニュースもあった。

神山健治「ひるね姫」“もうひとつの物語”描く短編が配信、高畑充希が2役挑戦 - 映画ナタリー

またVRアプリのアップデートも行い、新たな挑戦もしている様子

HuluのVRアプリがアップデート、友人と映画を楽しめるソーシャル機能を追加 | TechCrunch Japan

 

意外だったのがU-NEXT。てっきりAmazonプライムビデオだと思っていました。U-NEXTは特にプロモーションに力を入れている様子はないですし、オリジナルコンテンツにも注力していません。

ただ、コンテンツ自体は非常に豊富で、作品数は10万本以上と国内のVODサービスではトップクラス。毎月2000作品も追加しているそう。

また、新作映画から国内ドラマ、アダルト、コミックや雑誌まで楽しむことができるため、子供から大人まで楽しむことができるサービスなので、ファミリー層に需要がありそうです。

 

『砂の塔~知り過ぎた隣人』でのブログを使用したプロモーション

昨年10月に放送された菅野美穂主演の「砂の塔~知りすぎた隣人」で、同ドラマに出演した佐野勇斗が期間限定で作品とリンクしたブログを「Ameba」に開設。その宣伝施策が功を奏し、初回こそ平均視聴率9.8%だったが、回を追うごとに話題となり、最終回では13.2%まで上昇。

 

作品の舞台裏をコンテンツ化、という意味ではいわゆるDVDの特典映像と同じようなものでしょう。違う点としては、作品と並行してリリースされていること、ブログやSNSを通して発信されるため、話題になりやすく、ライブ感が強いこと。ファンと作品との距離感を縮めることができます。

 

最近では、俳優の仲代達矢さん(84歳)が映画宣伝のため、ツイッターアカウントを開設し、話題になりました。すでにフォロワーは20000人を突破しています。

何気ない納豆のツイートが500リツイート、1400いいねされています。

 

エロ漫画読み放題サービス「Komiflo」がリリース

kindle unlimitedで話題になった本読み放題サービス業界に、エロ漫画に特化したサービスが誕生したニュース。

同様のサービスであるVOD業界を見てみると、海外ではホラーに特化した「Shudder」や、名作に特化した「FilmStruck」、独自にキュレーションされた作品のみを配信する「mubi」等、特化型VODサービスがどんどん登場してきています。

 「Shudder」「FilmStruck」「mubi」を解説した記事はこちら。

 

この「Komiflo」もエロ漫画に特化することで、ニッチな分野でヘビーユーザーを囲い込む戦略でしょう。エロ漫画は読みたくても、紙の本が買いにくいという珍しいコンテンツ。読み放題サービスとは相性が良さそう。