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映画ビジネス研究所

映画についてビジネスの観点から考察するブログ

【レビュー】ムエタイとカンフー夢のコラボ!漢泣きアクション映画の傑作「ドラゴン×マッハ!」

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はじめに

こんにちは、胆石クラッシャー(@ev20405)です。

現在、シネマート新宿で絶賛公開中のアクション映画「ドラゴン×マッハ!」。

公開1週間でtwitterでは絶賛の声が相次ぎ、シネマート新宿では1日1回だった上映回数を2回に増やすほど。

 4回目に行く猛者も…でも分かる…何回も見たいよね…

ということで、今日早速見てきたので、感想をまとめていこうと思います。

 

あらすじと予告編

あらすじ

香港で闇の臓器売買ビジネスを展開するホン(ルイス・クー)を捕らえるべく、潜入捜査官チーキット(ウー・ジン)は身元が暴かれる恐怖と闘いながら任務を遂行していた。だがミッションのさなかに正体がばれ、タイの刑務所に監禁されてしまう。
潜入捜査の指揮官チャン刑事(サイモン・ヤム)がチーキットの行方を必死に探すなか、臓器売買の拠点となっている刑務所の所長(マックス・チャン)は邪魔者チーキットを排除しようと執拗に暴行を加える。正義感の強い看守チャイ(トニー・ジャー)は、臓器移植が必要な愛娘の入院費を所長に工面してもらっているため、非道な行為を見て見ぬ振りをするしかなかった。だがある事実を知り、チーキットを救うことを決意する。
“命”をめぐる岐路に立たされた男たちは、熱き拳を交える死闘へと突き進んでいく―!

※引用:シネマート新宿公式HP

youtu.be

 

 

「マッハ!」の荒々しさが復活したトニー・ジャー

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「マッハ!」の世界的大ヒットで一躍アクションスターとなったトニー・ジャー。最近では「ワイルド・スピード SKY MISSION 」でハリウッドデビューも果たしました。

マッハ ! プレミアム・エディション [DVD]

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しかし…僕は満足していません。「マッハ無限大」や「バトルヒート」もそこそこ面白かった…でも違う。

「バトルヒート」なんかドルフ・ラングレンとマイケル・ジェイ・ホワイトも出演してて、アクションのクオリティは高いし…でも…なんか…こう…綺麗にまとまりすぎている。

マッハ!無限大 [DVD]

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バトルヒート [DVD]

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俺たちが見たかったトニー・ジャーはもっと…こう…荒々しくて…エネルギーのある感じなんだよ…「マッハ!」のころの荒削りで未完成だけど、勢いのあるアクションが見たいんだよ…!そう思っていました。

そして…その答えは「ドラゴン×マッハ!」にありました。肘打ち、膝蹴り、ジャンピング肘打ち、回し蹴り…とにかくムエタイてんこ盛り!「マッハ!」のころのエネルギッシュで無鉄砲で荒々しいトニー・ジャーが完全復活した作品、それが「ドラゴン×マッハ!」なのです!

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さらに、「ドラゴン×マッハ!」では「マッハ!」にはなかった役者としてのトニー・ジャーを観ることができます。幼い娘との何気ないやり取りにホロリとさせられ、トニー・ジャーの新しい一面を垣間見ることができる作品です。

 

「SPL」とは違った魅力をみせてくれるウー・ジン

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前作「SPL/狼よ静かに死ね」でドニー・イェンを追い詰めるイカれたナイフ使いを演じたウー・ジン。ドニー・イェンとの警棒×ナイフバトルはアクション映画界に残る名シーンでした。

【ドニー・イェンとの警棒×ナイフバトルはこちら】

youtu.be

SPL 狼よ静かに死ね 特別版 [DVD]

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前作ではうってかわり、「ドラゴン×マッハ!」では薬中毒の自虐的な潜入捜査官を演じます。ウー・ジンが非常に重要な役柄で、役者としての新しい一面を見せてくれます、特に、トニー・ジャーとの娘と話すシーンは泣いてしまいました。

 

もちろん、幼少時からカンフーを習い、6歳で北京武術隊に入り本格的なカンフーを学んできたウー・ジンのカンフーアクションは素晴らしすぎます。殴る、蹴る、絞める…ウー・ジンのカンフーアクションを一番楽しめる作品ではないでしょうか。

 

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特に前作を彷彿とさせる、敵のナイフ使いとのナイフ×トンファーのバトルや、序盤のトニー・ジャーとのムエタイ×カンフーのバトルは凄まじい迫力で、あのシーンだけDVDに焼いて欲しいレベルです。

 

圧倒的カリスマ性の敵役マックス・チャン

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「ドラゴン×マッハ!」のポスターを見て、結局トニー・ジャーとウー・ジンの映画なんでしょ?って思っているアナタ。張り倒しますよ。まったく違います。

「ドラゴン×マッハ!」がここまで評価されている理由の一つとして、間違いなく敵役のマックス・チャンの存在があります。

 

マックス・チャンは幼いころからカンフーのトレーニングを受け、中国全土の武術大会で優勝するほどの本格派アクションスター。ウォン・カーウァイ監督作の「グランド・マスター」で敵役を演じて注目された方です。

グランド・マスター(字幕版)

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「ドラゴン×マッハ!」では、実力に裏打ちされた高次元のアクションはもちろんのこと、その冷酷でカリスマ的なキャラクターが印象的でした。

マックス・チャンは、タイの刑務所所長でありながら臓器の密売に手を染め、自ら殺人を犯すことも厭わない冷酷な男を演じています。

 

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スーツ姿にサイドを刈りあげた頭髪をジェルでガチガチに固めたスタイルで、何が起こっても凍てついた表情を崩すことなく、スーツ姿のまま敵をボコボコにするそのキャラクターが、トニー・ジャーとウー・ジンのキャラクターと激しくぶつかり合い、「ドラゴン×マッハ!」に凄まじい緊張感を生んでいます。

 

2017年に公開予定の傑作シリーズ「イップマン」の続編「イップマン 継承」ではドニー・イェンとも共演しており、こちらもぜひチェックしたいです。

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「男たちの挽歌」を思い出させる、アクションとドラマの高次元での融合

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「ドラゴン×マッハ!」はアクションとドラマが高次元で融合した傑作でした。

ここまでアクションとドラマの両輪がかみ合った作品を見たのは、ジョン・ウー監督の傑作「男たちの挽歌」くらいではないでしょうか。「男たちの挽歌」はジョン・ウーお得意の2丁拳銃のガンアクションに痺れつつも、男たちの熱いドラマに感涙する作品でしたが、「ドラゴン×マッハ!」もそんな漢泣き必須の作品となっていました。

男たちの挽歌 <日本語吹替収録版> [Blu-ray]

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おまけ:なぜ邦題が「SPL2」ではなく「ドラゴン×マッハ!」になったかの考察

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さて、「ドラゴン×マッハ!」は「SPL/狼よ静かに死ね」の続編でありながら、邦題が「SPL2」ではなく、まったく続編感のない「ドラゴン×マッハ!」になってしまったのでしょうか。これについて少し考えてみました。

 

仮に「SPL2」として「SPL/狼よ静かに死ね」の続編であることをウリにして宣伝した場合、ターゲットは「SPL/狼よ静かに死ねのファン」だけになります。いくら前作が関係ないとはいえ、タイトルが「SPL2」 だと続編感がでてしまい、そもそも「SPL」を見ていない客層の集客が難しくなります。

 

しかし、「ドラゴン×マッハ!」として宣伝した場合だと、ターゲットはトニー・ジャーやウー・ジンが好きな「アクション映画ファン」に広がります。

加えて、そもそもそれなりのアクション映画好きでないと見ていない作品である「SPL/狼よ静かに死ね」のファンであるならば、タイトルが「ドラゴン×マッハ!」になっていようが、SPLの続編であることを調べ、勝手に見に来てくれるはずです。

事実、アクション映画ファン界隈では「ドラゴン×マッハ!」=「SPL2」として認識しているツイートが数多く見られました。

 

まとめ

・「ドラゴン×マッハ!」漢泣きできる最高の傑作アクションなので、みんな見てね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!