映画ビジネス研究所

映画についてビジネスの観点から考察するブログ

映画館の良い席が「ド真ん中の席」であるのは音響だけが理由ではない

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はじめに

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映画間の席の場所っていつも悩みますよね・・・?前すぎると首が痛くなるし、かといって後ろすぎると画面が小さくて見づらいし・・・ってかみんないつもどこに座ってんの?等疑問はつきません。

私はいつも劇場のド真ん中の席に座るようにしています。その席が映画のパフォーマンスを最大化してくれる席だからです。

それはなぜでしょう?

音響を考えると「ド真ん中の席」がベスト

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映画館の構造にもよりますが、映画館の「ド真ん中の席」が音響を考えると一番ベストな席と言われています。なぜなら、多くの映画館が「5.1chサラウンド」という音響システムを採用しているためです。

「5.1chサラウンド」は以下のイメージ図のように、正面に1つ、前方左右1つずつ、後方にも左右1つずつ、合計で視聴者を取り囲む5つのスピーカーと、低音専用のサブウーファー(他のスピーカーでは出せない低音を補うためのスピーカー)で構成されています。

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※「5.1chサラウンド」のスピーカー配置イメージ図

「5.1chサラウンド」の場合、スピーカーは上の図のように映画館の中心に向けて配置されており、その場合「ド真ん中の席」が一番音響を最大限楽しむことができるため、一般的に良い席だと言われています。

 

ただ、実は映画館では「ド真ん中の席」が一番良い席である理由はもう1つあります。

映画館のド真ん中は試写で監督が座る場所

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東宝などの大手映画会社では自社で映画の編集スタジオを持っています。そこで監督や編集マンが膨大な素材を編集・試写を繰り返して、映画が完成します。

映画会社の編集スタジオは、映画館の中に編集機材を入れて作られています。そのため、編集した映像を「本物の映画館でどう見えるか」がすぐにチェックできるようになっています。

編集の際、映画監督は「ド真ん中の席」に座って映像を確認します。これは、映画館は視界の中央部にスクリーンの中心が来るよう設定されており、一番ストレスのない状態で画面全体を観ることができるからです。

 

つまり「ド真ん中の席」は、その作品の監督が「これで完成だ!」と判断した場所であり、その映画において監督の意図が最大限発揮される場所でもあるのです。

ちなみに、フリーで有名作品の助監督も務めている友人は「ド真ん中の席」が一番監督の演出意図が分かりやすい場所だから、という理由で、映画館では絶対に「ド真ん中の席」に座るそうです。

 

まとめ

・映画館では「ド真ん中の席」がオススメ

・理由は、音響が良い場所であり、かつ監督の演出意図が分かりやすい場所だから

 

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