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【徹底比較】Hulu、dTV、Netflix…動画配信サービスの特徴まとめ

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はじめに

Hulu、dTV、Netflix、Amazonプライムビデオ、U-NEXT…定額制の動画配信サービスが今注目されています。定額制の動画配信サービスとは毎月1000円程度の月額料金を支払うことで、インターネットで映画やドラマ、アニメ等の映像コンテンツが見放題になるサービス。海外ドラマをDVDレンタルで全部見ようとするとかなりの金額がかかりますが、定額制の動画配信サービスであれば、定額で見放題なのでかなりオトクです。また、PCでもスマホアプリでも見ることができ、サービスによってはダウンロードしてオフラインで再生できるものあるため、どこでも映像コンテンツを楽しむことができます。

そんな定額制の動画配信サービスですが、実は日本ではすでにかなりの数のサービスが存在しており、各社どういう特徴があるかが正直分かりにくいです。

そこで、今回は特に人気のあるHulu、dTV、Netflix、Amazonプライムビデオ、U-NEXTの5つに焦点を絞り、各サービスの特徴をまとめていこうと思います。

動画配信サービス概要比較

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上の表は各社の動画配信サービスの概要をまとめたものです。各社同じように見えて、料金や作品数、得意ジャンルが異なるのがよくわかります。それでは各社のサービスについて詳しく解説していきます。

各社の動画配信サービスの詳細比較

◼︎dTV

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国内最大手!格安で幅広いジャンルの作品を鑑賞できるサービス!

【オススメユーザー】
見たいものに特にこだわりがない人

dTVは月額500円と他社よりも比較的低価格な動画配信サービスです。またストリーミング再生だけではなく、ダウンロードして端末に保存できる数少ない動画配信サービスの一つです。あらゆるジャンルの作品を広く浅くカバーしており、ドラマ版『アイアムアヒーロー』や『テラフォーマーズ』といった日本映画のスピンオフドラマを中心としたオリジナル作品も取り揃えています。

f:id:creppy:20160614011909j:plain※「進撃の巨人」スピンオフドラマも

しかし、登録にはdocomo独自のdアカウントの発行が必要だったり、アプリから解約できない等使いにくい部分はいくつかあります。ただ作品数が多くジャンルも多岐にわたるので、特にこれといって見たい作品やジャンルがない、でもたまに映画とか見たいという方に入門編としてオススメできるサービスです。

◼︎Netflix

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オリジナルコンテンツ満載!アメリカで大流行している新サービス!

【オススメユーザー】
既存のコンテンツでは満足できないコアなファンの方 

海外では7000万人のユーザーを抱え、アメリカの全トラフィックの3分の1(Youtubeのおよそ2倍)を専有する超人気サービスがNetflixです。海外ドラマと映画に強く、特に映画は『ベン・ハー』や『ヒート』といった激シブ路線から『マッドマックス』まで幅広く取り揃えており、動画配信サービスで唯一4Kに対応しているサービスでもあります。

また、特筆すべきはオリジナルコンテンツの数とクオリティの高さです。TVドラマ界のアカデミー賞と言われる「エミー賞」において、ネットドラマとして初めて3部門(監督賞・撮影賞・キャスティング賞)受賞した『ハウス・オブ・カード』、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『グリーンディスティニー』の続編『ソード・オブ・ディスティニー』など他の動画配信サービスのオリジナルコンテンツとは規模・キャスト・クオリティ全てにおいて一線を画す作品となっております。

f:id:creppy:20160614000627j:plain※ハウス・オブ・カードの製作総指揮は『セブン』『ファイトクラブ』『ソーシャルネットワーク』のデビット・フィンチャー、主演は『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー助演男優賞も受賞しているケビン・スペイシーという贅沢っぷり

さらに、レコメンド機能にもかなり力をいれているのもNetflixの大きな特徴です。Netflixは各作品のあらゆる情報をタグ付けやグレードでラベリングしており、ユーザーの視聴データ(どこで見るのをやめたか、どこで巻き戻したり早送りをしたかという情報)を解析し、これによって、ユーザーごとに好みを分析、オススメ作品を各ユーザーに合わせてレコメンドしています。

2012年段階でNetflixのPV数のうち75%は、レコメンドエンジン経由をしていると言われており、映画のレコメンド技術の運用・改善に2014年10月の段階で300人の人員と年間1.5億ドルもの経費をかけていると言われています。

◼︎Hulu

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海外ドラマや日本のテレビ番組を見たいならHulu!

【オススメユーザー】
テレビ好きで映画やドラマもみたい人

海外と日本のドラマに特化した動画配信サービスで、海外ドラマは幅広いジャンルをカバーし、長編シリーズも全シーズン取り揃えているのが特長です。海外ドラマを動画配信サービスでいっき見したい!という方にオススメのサービスで、日本テレビがHuluの日本法人を買収したことで、日本のドラマやバラエティ、最近ではアニメの品揃えも豊富になってきているのもポイントです。

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※年末には「ガキの使い」の「笑ってはいけないシリーズ」のほぼ全作品が配信されました

また操作画面が非常にシンプルなつくりになっており、初心者の方やインターネットにあまり慣れていない方でも使いやすいサービスです。オリジナルコンテンツの数はまだあまりありませんが、日本テレビのサービスであるため、今後オリジナルコンテンツを投入してくる可能性は高いと思います。

◼︎U-NEXT

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アダルトまで見られる配信サービス!有料コンテンツが多いのが弱点…

【オススメユーザー】
お金はかかってもいいから好きなものが見たい人

10万本以上という日本最大級の作品数を取り扱っているサービスがU-NEXTです。なんと毎月2000作品が追加されており、動画ジャンルは幅広く、特に邦画や国内ドラマに力を入れています。また、アダルト動画を視聴できるのも他のサービスにはあまりない大きな特徴です。

f:id:creppy:20160614012147j:plain※作品数は10万本以上だが…実はここに落とし穴が

ただ、作品数には見放題の作品以外に、別途購入する必要がある有料ポイントを使用して視聴する作品も含まれており、実はその割合が結構多いです。そのため、見たい作品が有料ポイントを使用する作品だった、という現象が結構な確率で発生し、かなり萎えます。しかもその割には料金が割と高めなのもネックなところです。

◼︎Amazonプライムビデオ

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とにかく安い!配信数は少ないが、現在拡大中!

【オススメユーザー】
Amazonをよく利用する人

AmazonプライムビデオはAmazonプライム会員に対する追加サービスで、プライム会員は無料で利用できるサービスであるため、まだ作品数はあまり多くありません。しかし、Amazonプライム会員はプライム会員の年会費で動画が見放題であるため、実質かかる料金は毎月300円程度という驚きの安さです。

また、最近では『007シリーズ』や『劇場版クレヨンしんちゃんシリーズ』を全作品無料で公開したり、『ジュラシック・ワールド』や『ミッション・イン・ポッシブル / ローグ・ネイション』等の新しい作品を公開したりと、積極的に新しいアクションを起こしてきています。

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※最近ではジュラシック・パークシリーズを全作品配信

オリジナルコンテンツにも力をいれており、2010年に米国で独自の映像制作システムとなるAmazonスタジオを立ち上げ、制作を開始。2015年に『トランスペアレント』が、今年は『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』がそれぞれゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門の作品賞と主演男優賞を受賞。日本では『仮面ライダーアマゾンズ』や人気マンガ『ベイビーステップ』の実写ドラマの公開が決定しており、これからもどんどんオリジナルコンテンツを投入してくることでしょう。

まとめ

実は今回紹介したサービス以外にも、月額637円でアダルトまで視聴できる「ゲオチャンネル」や宝塚コンテンツが楽しめる「楽天SHOWTIME」、アニメと特撮のみに特化した「バンダイチャンネル」など、たくさんのサービスがあります。

まだ動画配信サービスを利用したことがない方は、まず今回紹介した大手のサービスを利用してみて、もっとこういうのを見たい!というのが明確化してから、様々なサービスを利用し、自分にあったものを探してもらうのがいいんじゃないかなと思います。