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映画ビジネス研究所

映画についてビジネスの観点から考察するブログ

【新卒】映画業界への就活でやってよかったポイントまとめ

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はじめに

大学院生時代、2014年卒として映画業界を目指して就活をしていました。しかし、地方の大学で、しかも理系の大学院生だった私の周りには、同じ業界を目指す学生も居らず、話を聞ける先輩もあまりいませんでした。情報が少なければ、ハンデをもってスタートラインにつくようなもの。いやもはやスタートラインにすらつけないかもしれません。そこで、同じような悩みを持つ学生の力になりたい、と思い立ち、情報をまとめて発信することにしました。

今回は映画業界の就活において「やっててよかったこと」「やればよかったと後悔していること」を紹介しようと思います。

 

やっててよかったこと

◼︎普段から情報収集をしていた

就活を始める前から映画ビジネスに興味があった私は、SNSや映画情報サイトなどで映画関係の情報を収集していました。ここで重要なのは「いかに映画をビジネスとして捉えられるか」です。話題作があれば、なぜそれが話題になっているのか、どういうプロモーションをしているのか、どれくらい売れているのか等、あくまでビジネスの視点で情報を収集することをオススメします。自分ならこうするのに、という一つ上の視点も非常に重要です。

映画はあくまでビジネス。売れそうにない企画は通りません。自分が作りたい映画=売れる映画では決してないことを忘れないでください。

ちなみに私の情報収集の方法としては以下です。

・Google Alerts

Google アラート - ウェブ上の面白い新着コンテンツをチェック

googleが無料で提供している、登録した単語に関係のある新着情報を定期的にメールで教えてくれるサービスです。単語以外にも様々な条件を設定できるので、映画業界以外でもオススメです。まずは、「映画業界」「映画ビジネス」最近だと「VOD」とかで設定するのがよいでしょう。

・GEM CoLumn

column.gempartners.com

映画・映像マーケティングをおこなっているGEM Partners株式会社が提供するWebメディア。最新映画の興行収入やターゲット、最新トレンド、映画マーケティング等、映画ビジネスに役立つ情報がギッシリ詰まったサイトです。若干難易度が高い内容も含まれているので、以前紹介した↓↓映画業界本等を読んで基礎知識を身につけてから読むとよいでしょう。

creppy.hatenablog.com

・各種SNS

映画ビジネスの情報を効率的に集めるには、映画業界で実際に働き、情報感度が高い人をSNSやNewsPicksとかでフォローするのが一番てっとり早いです。しかし、IT業界とは違い、CEOがSNSでバリバリ情報発信している、というのは映画業界では全くありません。。。なので、まずは映画.comシネマトゥデイ文化通信といった映画関連のWebメディアをフォローし、待ち時間等で見るようにしましょう。また、自分でSNSや友人に映画業界に関心があることをアピールしていれば、情報感度の高い人から「こんなのあるよ?」と紹介してもらえたりするので、積極的に自分でも情報を発信していきましょう。

・映画ビジネスに関連する書籍

上記であげた入門本以外に、映画ビジネスに関連する書籍はいくつか読んでいました。そのため、述べられていた映画業界の問題点などをすでに把握していたため、それに対する自分の意見を固められていたのは大きかったと思います。すでに業界の問題点について考察ができている、ということはそれだけ業界への興味が強いということの証明になります。特に新書は気軽に読むことができ、最新の情報がうまくまとまられているので、おすすめです。ただし、最近は変化が激しいため、出版年度には注意してください。

 

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◼︎受ける会社の映画を見ていた

映画はどんな作品でも基本的に同じ値段で上映されるコンテンツです。また映画館という均質化したメディアで消費されます。価格や環境で差別化できないため、各映画会社の特性は「どんな映画を作っているか」にかなり集約されます。なので、各社がどういう考えで映画を作り、それがどういう結果になっているのかを知らずして、各映画会社の面接を乗り切るのは難しいと思います。

そのため、受ける会社の映画は必ず複数本見ましょう。そして自分ならこうした、という改善提案(企画からプロモーション、2次・3次利用まで)を考えておけばよりよいでしょう。

◼︎自主製作をした経験があった

これは少し特殊な例ですが、自主映画製作に携わっていた経験は非常に大きかったと思います。理由は、映画業界を目指す理由付けがしやすく、また第三者が聞いた際には信憑性が高く感じられることが多いためです。

大学で映画に関する専攻だった人はほとんどいないと思います。そのため、「なぜ映画業界に行きたいのか」という理由付けが難しい場合があります。これは映画だけでなくエンタメ業界全体に言えることです。

そこで、ただ「映画が好きだから」では、面接官は納得してくれません。映画が好きなのは当たり前。それに何をプラスできるかが勝負になります。

プラスする方法としては大きく二つあります。一つはある映画に出会い、人生の方向性が大きく変わったことをアピールする方法、もう一つは自分で作ってみたことで映画ビジネスの面白さに気づき、ぜひ仕事として本格的にやりたいとアピールする方法です。

前者は簡単ですが、映画だけに言えることではないため、面接官に突っ込まれる可能性があります。なので、実際に作ってみた経験があることがアピールできれば、本当に映画を仕事にしたい熱意があるんだ、と面接官に受け取ってもらいやすくなります。

自主製作の経験は規模は関係ありません。友達の結婚式のムービーとかでもいいと思います。とにかく自分でやった経験があれば学生なのであまり気にされることはないでしょう。

 

まとめ

いくつか紹介しましたが、あえて重要なもの一つだけ選ぶとしたら、「自主製作をやる」 でしょう。私は「好き」=「行動」だと考えています。本当に映画が好き、映画を仕事にしたいと考えているなら、自主製作しているのは必然の流れでしょう。面接官も同じことを考えています。しかし、意外と実際に作っていたという就活生は多くありません。逆にそこがチャンスなのです。ちょっとでもいいので自分でモノをつくってみたり、もしくは自分でデータを分析してそれをブログにしてみたり等、行動を起こしてみてください。

 

次回、やっておけばよかったと後悔していること↓

creppy.hatenablog.com