映画ビジネス研究所

映画についてビジネスの観点から考察するブログ

就活で専攻や業界なんて全く気にしなくていい

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はじめに

news.careerconnection.jp

入る大学や学部・学科を間違えた、と後悔の念を抱く学生が多い、というニュース。こうなっている原因が2つあると感じています。

就職先を選ぶ際に、自分の専攻に固執しすぎていること

高校の進路指導がゴミ過ぎること

それぞれ解説していきます。

大学の専攻なんて就職先で直接活かせないことがほとんど

自分の専攻をダイレクトに仕事に活かせることなんてほとんどありません。もちろん一部理系の研究者では活かせる場合もありますが、かなり少数に限られます。そもそも大学を卒業してから40数年働くわけだから、大学時代の数年間なんていくらでも挽回できるでしょう。

スティーブ・ジョブスはカリグラフィーと呼ばれる「西洋や中東などに見られる、文字を美しく見せるための手法」に興味を持ち、大学で学んでいました。一見コンピューター開発に全く関係のない知識のように思えますが、それがのちのちMacのデザインに活きた、と本人は語っています。

私は国立大学の理系修士卒ですが、今は全く関係のないエンタメ業界で働いています。もちろん専門知識は全く活かせていませんが笑、研究で学んだ、論理的思考力や説明力は今の仕事に活かせていると感じています。むしろ専攻と異なることはオリジナリティなんです。だって周りのほとんどは自分とは違うんですから。レアキャラなんです。そのオリジナリティが会社でどう活かせるか、それをちゃんと伝えれば、専攻がなんだろうが業界がなんだろうが受かります。

結局大事なことは学んだことをどう生かすかだと思います。今自分が何をしたいのか、それを最優先すべきです。専攻に関係ないから…といってはなから無理と決めつけないでください。私なんてメーカー1社も受けていません笑。ほぼ映画やエンタメ関係の会社です。何回、なんでメーカー受けないの?と面接官に聞かれたことか笑。


地方の公立高校の進路指導は機能していない

もう一つの問題は、高校の進路指導がゴミ過ぎること。これは私、そして私と同じように県内の進学校に通っていた友人の範囲でしかありませんが、少なくとも地方の公立高校の進路指導は上手く機能していないと考えています。(もちろん精力的に活動されている方もいらっしゃると思います、念のため) 


私は地方のいわゆる普通科進学校に在籍していました。その学校での進路指導方法はシンプル。「偏差値にあった国立大学にねじこむ」。ただそれだけです。


これには理由があります。学校側としては「国立大学合格者」を何人輩出した、という実績が欲しいのです。その場合、「国立大学」がどのような大学かは大体公表されませんし、ほとんどの保護者はあまり気にしていません。なぜなら保護者はお金のかかる私立よりは国公立に行って欲しい、くらいにしか考えていないからです。


そこで、学校は本人の希望を聞いて、偏差値・専攻が合いそうな国立大学を受験させ、「今年も国立大学何人合格!」とアピールをするわけです。


もちろん学生が積極的に情報を集めればいい話では?という議論もあります。ただ、そんなことができるのは、本当にごく一部の優秀な人だけです。当時の私も含めた大体の高校生が進路のことなんてフワーッとしか考えていません。しかし、忘れてはいけないのは、進路のことなんてフワーッとしか考えていない普通の高校生が、将来の社会を担っていく、という事実です。

 
普通の高校生が、いかに将来モチベーション高く働けるか、それは将来の日本にとって非常に重要な要素なのです。

 
選択肢を提示してあげるだけでもいいんです。たくさんヒアリングしてあげてください。大人の目線から、こういう進路もあるんじゃないの?と提案をしてあげてください。そもそも「知らない」ことが問題なのですから。決めるのは本人ですので。

 
あとは外部から進路指導のスタッフを入れること。これが一番てっとり場合かな、と思います。なんなら、高校OBである現役大学生に週に1回とか進路指導室に来て貰えばいいです。個人的には社会人経験者の教師が進路指導にあたるのが一番現実的かつ効果的かと思っていますが、いかんせん社会人から教師になるには制度上ハードルが高く、絶対数が少ないのが残念でなりません…

 まとめ

・就活で専攻なんて全く気にしなくていい(私は理系院卒なのにメーカーは1社も受けていません。映画会社とか受けてました)

・高校生は周りの空気に流されて盲目的に国公立大学を目指さないでほしい

・教師は高校生に向けてドンドン情報を発信して、「知らない」を減らしてほしい